2021年SPヘルスケアコーポレーション株式会社の取り組み


当社は2014年の創設から丸7年を経過し、今年で8期目に入ります。

 

昨年は5事業部、
 ・医療介護コンサルティング事業部
 ・海外事業部
 ・SPメディカルストア事業部
 ・学術事業部
 ・M&A事業部
以上の充実を図ってきました。

 

医療介護コンサルティング事業部は関東の1都3県、および阪神地域でのコンサルティング業務を中心に、それぞれの特色や住民ニーズなどを活かした地域医療・介護のあり方を実践して来ました。

しかし昨年の新型コロナウイルスの影響で、今後医療機関(病院、クリニック等)の経営が益々難しくなり、また高齢化社会の影響で保険診療がさらに厳しい状況に追い込まれると推察されます。

これからの病院経営においては我々コンサルの支援が重要な位置を占める時代になってきて責任を痛感しています。

 

海外事業部においては、昨年は新型コロナウイルスの影響で、中国・香港・ベトナム・スリランカ等、アジア諸国からの受診相談受付・患者様受入が出来なくなりましたか、医療連携促進の事業打合せなど、活発に取り組むことが出来ました。
今年は、相談の受付・医療情報の精査と治療計画立案、渡航と受診のアレンジ、帰国後のフォローアップといった一連の流れに関するシステムを確立することを目指し、医療の国際化、また医療を核とした国際交流の活性化といった面にいっそうの貢献をしていきたいと計画しています。

 

201812月に立ち上げた「ワールド・メディカル・ステーション(WMS)事業部」は企業の経営層を中心に健康管理支援を受託することが出来ました。現在は定期的な会社訪問による健康管理全般の相談アドバイスをしています。

WMS事業の柱は、会員制の健康管理システム(「ワールド・メディカル・ステーション・クラブ=WMSC」)の運営になります。

WMSが提供するサービスを利用する方は、自動的にWMSCの会員になり、健康情報をクラブのシステムにより一元管理して、いつでも利用することが可能になります。

例えば社員の皆様が病院を受診する際の具体的な紹介なども行っています。

 医療介護でのAI化は、新型コロナウイルスの影響で日本でも強力に推進すると確信しています。

その一方で、システムやデータだけでは対応しきれない、「人」によってしか担うことの出来ない医療の分野は残ると考えます。
WMS事業部と、サービス実施部門であるWMSCは、システム化を推進しつつ、「人」によってこそ提供が可能となる、質の高い、濃厚かつきめ細やかな医療サービスを目指します。

「ステーション」の名前には、世界各地域にサービス提供拠点を設置するという目標を込めています。

一人でも多くの人に、公平・公正な医療を提供したいという、当社設立以来の「志」の実現していく、今年もその具体的取り組みの年と位置付けています。

  

学術事業部においては、日常的会員管理を主業務とした学会事務局業務受託と合わせ、単年の学術大会開催のための大会運営事務局も引き受けしていますが、昨年は新型コロナウイルスの影響で学術大会の開催が中止となりました。

今年は、ソーシャルディスタンスを取っての開催等、WEB開催も含めた学術大会開催の在り方が大きく変わると思われます。

今年11月には学術大会の計画があり、早急に準備を始めたいと思います。

 

M&A事業部では、昨年から徐々に依頼が増え、単なる手数料ビジネスに終わることなく、案件として挙がっている病院・診療所・介護施設や事業所等の、地域における位置づけ、役割、事業の将来性等を適正に評価し、地域医療、および地域包括ケアシステムという視点から、事業譲渡・事業承継を手掛けていきます。

 

今年は更なる新型コロナウイルスの影響で医療機関の経営はますます厳しいものになると同時に社会の動きも大きく変化し医療機関の経営も先を見越したスピード感が益々必要となると考えられます。

その上で今までの経験を生かして2021年を乗り越え、飛躍したいと考えています。

本年もご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


               202111

 


                         SPヘルスケアコーポレーション株式会社
                         代表取締役  鈴木 滿